お知らせ:童話屋「折々のうた」春、夏編刊行、岩波「図書」7月号、池澤夏樹氏「大岡信と和歌の伝統」

IMG_0947 ◎ 前のお知らせでご紹介した童話屋40周年記念出版の「折々のうた」全4巻のうち、「春」と「夏」が6月17日刊行されました。是非、お読みください。「春」には、長谷川櫂の「赤ん坊の掌の中からも桃の花」(108ページ)が掲載されています。

◎ 岩波書店の「図書」7月号に、池澤夏樹氏による連載「詩のなぐさめ」52に「大岡信と和歌の伝統」が掲載されています。大岡信の本質が照射され浮かび上がります。是非、ご一読下さい。

お知らせ:「大岡信の詩と真実」菅野昭正編発行

IMG_08836月3日、岩波書店から、菅野昭正編「大岡信の詩と真実」が発行されました。これは昨年10月から世田谷文学館で開催された「詩人・大岡信展」の期間中に「大岡信の詩と真実」として開催された連続講座の記録を補筆、まとめられたものです。講座は、高橋順子、野村貴和夫、谷川俊太郎、三浦雅士、長谷川櫂、吉増剛造の各氏が講師となられ、その記録は「これ以上ない語り手を得て、解き明かされる詩人の軌跡」(同書、帯より)となりました。是非、お読みください。

第七回大岡信研究会のお知らせ

日時:2016年9月25日(日) 14:00~15:30 (開場13:30)
会場:明治大学リバティタワー(部屋は決まり次第お知らせします)
講師:ジャニーン・バイチマン 大東文化大学名誉教授、文学博士、「折々のうた」等英訳者
題名:大岡信さんと私(仮題)
参加費:会員500円、会員外1000円 当日受付にてお支払い下さい。

参加申し込みは、葉書に「第七回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。
電話03-3291-6569
Eメールで申し込まれる場合は、こちらから

講師紹介(ジャニーン・バイチマン):大東文化大学名誉教授。文学博士(コロンビア大学)。著書に、MasaokaShiki: His Life and Works (正岡子規評伝及び作品研究)、Embracing the Firebird:Yosano Akiko and the Birth of the Female Voice in Modern Japanese Poetry (与謝野晶子初期の評伝と「みだれ髪」研究)。訳書に、Poems for All Seasons (大岡信「折々のうた」)、Beneath the Sleepless Tossing of the Planets (大岡信の1972-1989詩選集)、The End of Summer (瀬戸内寂聴「夏の終り」)など。創作に、英語による新作能 Drifting Fires (大岡信和訳「漂炎」)がある。

第六回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)

詩篇「告知」をめぐって──大岡信における想像力と批評
IMG_0788大岡信さんの詩において想像力と批評とがもっともスリリングに絡みあうのは、詩篇「告知」をめぐってではないでしょうか。大岡さんはまず、詩篇「わが夜のいきものたち」を発表し(1966)、ついでその制作の経緯をエッセイ「言葉の出現」に書き(1968)、最後に、「わが夜のいきものたち」のもとになった記録を詩篇「告知」と題して詩集『透視図法──夏のための』に収録しました(1972)。なにが起こっているのでしょう。それはたんに、決定稿→自作解説→記録という発表順序のあべこべ現象を示しているにすぎないのでしょうか。ちがうと私は考えます。そこには、大岡さんのなかで詩人と批評家がいわば「ひとりコラボ」しているエクリチュールの劇が展開されているのではないか。そしてその劇は、エッセイ「言葉の出現」と同年に刊行された入沢康夫さんの『わが出雲 わが鎮魂』とともに、戦後現代詩の冒険のハイライトをなすものではないかと。(野村喜和夫)

日時:2016年5月29日(日) 14:00~15:30 (開場13:30)
会場:明治大学リバティタワー 研究棟2階第9会議室 *
講師:野村喜和夫(詩人)
題名:詩篇「告知」をめぐって──大岡信における想像力と批評
参加費:会員500円、会員外1000円
当日受付にてお支払い下さい。
*リバティタワー正面口からエレベーターまたはエスカレーターで3階へ。右手奥の渡り廊下を渡って研究棟へ。タワーの3階は研究棟の4階になりますので、エレベーターで2階へ。右手の会議室番号案内に従って進み、奥に第9会議室があります。

参加申し込みは、葉書に「第六回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569  
Eメールで申し込まれる場合は、こちらから野村写真① (2)
講師紹介:野村喜和夫(のむら・きわお)
1951年10月20日埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の先端を走りつづけるとともに、小説・批評・翻訳なども手がける。著訳書多数。詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞、評論『移動と律動と眩暈と』(書肆山田、2011)および『萩原朔太郎』(中央公論新社、2011)で第3回鮎川信夫賞、『ヌードな日』(思潮社、2011)および『難解な自転車』(書肆山田、2012)で第50回藤村記念歴程賞、英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』(Omnidawn、2011)で2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA)受賞。

お知らせ:読売新聞コラム長谷川櫂「四季」大岡信の詩シリーズ、一柳慧作曲「ベルリン連詩」公演、水樹奈々さんブログ

◎ 俳人の長谷川櫂が読売新聞に連載している「四季」において、5月1日から11日まで、先月発行の岩波文庫「自選 大岡信詩集」から大岡信の詩を採りあげています。是非、お読みください。

◎ 5月1日朝日新聞「読書」欄「辻山良雄が薦める文庫、この新刊!」で岩波文庫「自選 大岡信詩集」が紹介されました。

◎ 来る5月25日(水)19:00から東京オペラシティコンサートホールにおいて「一柳慧の音楽」のコンサートが行われます。この中で、一柳慧の最初の交響曲で代表作の一つ「ベルリン連詩」が演奏されます。この作品は、1985年ベルリン世界文化フェスティバルにおいて大岡信、カリン・キヴィス、川崎洋、グントラム・フェスパーの4人の詩人が創作した連詩(「ヴァンゼー連詩」岩波書店1987年発行)に啓発を受け、一柳慧が1988年に作曲しました。この機会に、是非、ご鑑賞下さい。   http://www.operacity.jp/concert/

◎ 声優でシンガーソングライター、マルチタレントの水樹奈々さんが、5月2日のブログで大岡信詩集について語っています。是非、ご覧ください。http://www.mizukinana.jp/blog/

お知らせ:岩波文庫「自選 大岡信詩集」発行

IMG_0815岩波文庫「自選 大岡信詩集」が発行されました。(岩波文庫 緑202-1)
決定版詩集として初期詩編から最新作品まで125篇が掲載されています。レイアウトや文字も読みやすく、大岡信の詩に改めて出会える格好の機会です。
是非、お読み下さい。三浦雅士氏による解説「ある愛の果実」と大岡信の略年譜が新たにまとめられています。

第五回大岡信研究会報告

「大岡信から学んだもの」八木忠栄(詩人、俳人)

DSCF9394第五回大岡信研究会は、1月31日、元『現代詩手帖』編集長で詩人・俳人の八木忠栄氏が「大岡信から学んだもの」と題して講演した。
氏は、11年間の編集者生活において、大岡との交流から学んだこと、同じ詩人として感じたことなど、多くのエピソードを、ユーモアを交えながら語った。
大岡本人に出会う前に、氏はまず大岡作品に出会った。最初は、1960年に出版された『大岡信詩集』(書肆ユリイカ)。まぶしそうで憂いがあるような著者の肖像写真にも惹かれたという。次に1964年ごろ現代詩の雑誌に掲載されていた大岡の「泥について」という文章。これに「まいってしまった」という。その後、1965年7月に思潮社に入社し編集者として大岡信に出会った。1966年1月号から現代詩手帖の編集を行うようになり、「わが夜のいきものたち」や「地名論」など大岡詩の傑作の誕生に立ち会うことになる。詩「地名論」が生まれるまでのエピソードが殊におもしろい。この頃、大岡は明治大学で教鞭を取っており、詩を依頼した時期がちょうど入試時期にかかり、大変な忙しさで、大岡が締切に気が付いた時は、その前夜だったという。大岡が徹夜で仕上げた原稿をみて、午前3時に起きて水道管を捻った時にふと出てきた言葉を書いてこんな素晴らしい詩ができるのか、と驚嘆したという。明治大学大学院の建物内で原稿をもらった時、「君はひでえや」と言われたが、「こういうちょっと荒っぽい言葉づかいをする大岡さんが大好き」と語った。編集者にとっては、大岡は、守備範囲が広く懐が深いので、座談会、対談、インタビューなど、どの面においても、安心してお願いできる人であり、また大岡の談話は、テープを起こしたらそのまま原稿になる話しぶりであったという。氏が大岡に怒られた時の思い出も語られ、しかし、大岡の「怒ってもあとにひかない」人柄が紹介された。
「もっと甘えればよかったなあ」と悔やむ氏の姿に、中心軸に大岡がいた時代に詩誌編集に携わったことの幸せと、「大岡信」という類稀なる人物にめぐりあったことの大きさが滲んでいた。
講演の最後に、1981年に自らカメラを回して撮影した詩人たちの姿を上映して、詩の熱い時代を回顧した。(渡辺竜樹)

「大岡信研究」論文募集

大岡信研究会では、大岡信に関する研究論文を下記の要綱にて募集します。
優秀とみとめられた論文は会誌「大岡信研究」誌上に発表します。

■内容:大岡信に関する研究論文(未発表のものに限る)

■枚数:手書きの場合は四百字詰め原稿用紙(A4横 縦書)30枚以内。パソコンの場合は12,000字以内。プリント(A4横 縦書き)したものにCD-ROM等のデータファイルを添付。
*タイトルをつけること
*氏名、住所、電話番号を明記した表紙を添付すること
☆送付後の訂正は不可
☆控えは必ずお取りください
☆発表前のお問い合わせには応じられません
☆規定に沿っていない場合は対象外になる場合もあります

[応募要項]
●資格:「大岡信研究会」会員(賛助会員も含む)
●締切:2016年6月30日(必着)
●発表:「大岡信研究」二号(2016年10月発行予定)
●選考委員:「大岡信研究会」運営委員

☆送付先:101-0064 東京都千代田区猿楽町2-1-16
     下平ビル402 花神社内
     「大岡信研究会 論文募集」事務局

第五回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)

講演者の八木忠栄氏は、長く詩誌の編集者として、大岡信の創作活動に深くかかわってきました。その多彩な経験と、また自身、詩人、俳人として長年にわたる大岡信との交流を、そしてその今日的意義を語ります。
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日時:2016年1月31日(日) 14:00~15:30 (開場13:30)
会場:明治大学リバティタワー 研究棟2階第9会議室 *
講師:八木忠栄 詩人、俳人
題名:大岡信から学んだもの
参加費:会員500円、会員外1000円
当日受付にてお支払い下さい。

*リバティタワー正面口よりエレベーターまたはエスカレーターで3階へ、右手奥の渡り廊下を通って研究棟へ。リバティタワーの3階は研究棟の4階になりますので、エレベーターで2階に下りて正面、第9会議室へ。

参加申し込みは、葉書に「第五回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569
Eメールで申し込まれる場合は、こちらから

★★②八木KT2_9182 (2)
講師紹介:1941年新潟県見附市生まれ。日本大学芸術学部文芸科卒。思潮社で「現代詩手帖」編集長、詩書出版に17年間従事。その後、西武百貨店スタジオ200、銀座セゾン劇場、セゾン文化財団などに勤務。詩集に「目覚めの島」「八木忠栄詩集」「こがらしの胴」「雲の縁側」「雪、おんおん」他、句集に「雪やまず」「身体論」他、個人誌「いちばん寒い場所」、エッセイ集「現代詩手帖編集長日録」など著書多数。2015年現代詩人賞、詩歌文学館賞受賞。

会誌「大岡信研究」創刊号が出来上がりました

kenkyuu-01全78ページの内容・
★巻頭
大岡信の詩 過ぎてゆく島 
伊藤一彦  水鳥の背の光
★研究会報告
長谷川櫂  アンソロジストとしての大岡信
陳淑梅   大岡信 その現代中国における受容
越智淳子  大岡信と西洋文化 翻訳・旅・人との交流
★連載 大岡信の「ノート」と「手帖」① 大岡信研究会編
(開催中の「詩人・大岡信展」(世田谷文学館)に多くの自筆原稿、ノートが展示されていますが、その中の伊藤忠手帖と表示されている資料が、この「手帖」である。「ノート」と合わせ初期詩篇の成り立ちを知る貴重な資料を、解説と共に26ページにわたり掲載。

◆希望者に「大岡信研究」創刊号を30部に限り販売します。
頒価1000円(送料共)、問合先=03(3291)6569大岡信研究会(花神社内)
* 三島の「大岡信ことば館」と大岡信展開催期間中の「世田谷文学館」でも販売しています。