お知らせ:大井浩一著、岩波新書「大岡信 架橋する詩人」の発行
毎日新聞記者の大井浩一氏による「大岡信と戦後日本」は、2018年4月から連載が始まり、2021年3月まで33回を重ねました。この内容が大幅な加筆され、新たな構成で岩波新書「大岡信 架橋する詩人」として発行されました。大井氏は、大岡信の訃報に際し紙面の評伝で「大岡信さんは戦後の詩壇における最大の功労者といえる。この人がいなければ、日本で詩の存在感は格段に低いものになっていたに違いない…」と書いています。連載を通して大岡信が関わった多くの人々とのインタビュー、そして更なる大岡信の詩や著作を読み込んで、戦後の詩壇だけでなく日本の思想状況における大岡の立ち位置とその貢献も語っています。是非ともお読みください。なお、1977年に発行された岩波新書の大岡信の「詩への架橋」の復刻版も出版されました。文字が大きくなり読みやすくなっています。この復刻版「詩への架橋」も是非ともお読みください。