お知らせ:大岡信に関する毎日新聞、朝日新聞、日経新聞に掲載の記事
大岡信が亡くなって一年、この4月に、毎日新聞、朝日新聞が大岡信に関する連載記事を掲載しました。毎日新聞は、大井浩一記者が、「大岡信と戦後日本」と題し、2018年4月4日(夕刊)に『焼け跡からの出発』との副題で、大岡信の詩人として出発とその時代環境を描き、5月2日の第二回は、『父と教師たち』で、大岡信を囲む思想環境に焦点を当てています。「大岡信と戦後日本」の題が示すように、文学的な視座ばかりでなく、社会的視点の切り口から、大岡信とその時代をめぐる考察は、毎月初旬に1回ごと掲載され、2年ほど続く予定です。今後の展開に期待が高まります。
朝日新聞は、赤田康和記者が「大岡信をたどって」と題し、全10回(4月23日~26日、5月7日~10日、5月14日、夕刊)にわたる記事を連載しました。今年の一周忌に集まった花見の会から書き起こし、かね子夫人との出会いから大岡信の人生と仕事の変遷、美術、音楽、海外連詩など、大岡の幅広い活動と、それぞれの場での人々との交流が描かれています。「大岡信をたどって」の題のとおり、大岡信の足跡が、幅広い新聞読者に届けられました。当会会員のみなさまも、大変有意義な連載と喜ばれていることでしょう。
既に読まれた方は多いと思いますが、どちらの記事も、図書館の新聞書架、あるいはデジタルなどで再読できます。まだ読まれていない方、また再読されたい方も、是非お読みください。
4月7日(土)日本経済新聞夕刊は、「文学周遊」欄に、静岡・三島を取り上げ、大岡信の「水底水笛」の一節を紹介しています。三島市を流れる源兵衛川の風景写真が掲載されています。