第十二回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)
戦後一貫して、現代詩を代表する詩人としての大岡信はまた、生涯、日本の詩の、現代に至る伝統を見つめ続けました。「詩人・菅原道真」「紀貫之」「うたげと孤心」そして、日本の詩歌全体のアンソロジーとしての「折々のうた」など、多くを書いてきた大岡は、古典と現代詩との間に何を見つめ、何をつむぎ出そうとしたのか、詩人の蜂飼耳さんが、再考し、大岡信の仕事から今後どのような点を継承していかれるか、いまの時点だからこそ可能な部分とは・・を語ります。
日時:2018年5月27日(日) 14:00-15:30(13:30開場)
会場:明治大学リバティタワー研究棟 第一会議室
講師:蜂飼 耳(詩人)
演題:「古典詩歌と現代詩の対話」
会費:会員無料、会員外1000円(当日受付でお支払下さい)
◎参加申し込みは、葉書に「第十二回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569
Eメールでは、右のこちらからでお申込みください。こちらから</a
講師紹介:蜂飼 耳(はちかい みみ)詩人、小説家
1974年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(上代文学)。詩集に「いまにもうるおっていく陣地」(1999年、紫陽社;第5回中原中也賞)、「食うものは食われる夜」(2005年、思潮社;第36回芸術選奨新人賞)、「隠す葉」(2007年、思潮社)、「現代詩文庫 蜂飼耳詩集」(2013年、思潮社)、「顔をあらう水」(2015年、思潮社:第7回鮎川信夫賞)、小説に『紅水晶』(2007年、講談社)、「転身」(2008年、集英社)、文集に「孔雀の羽の目がみてる」(2004年、白水社)、「空席日誌」(2013年、毎日新聞社)、「おいしそうな草」(2014年、岩波書店)、絵本に「うきわねこ」(2012年、絵/牧野千穂、ブロンズ新社:第59回産経児童出版文化賞)などがある。早稲田大学文学学術院教授、法政大学大学院客員教授、立教大学講師、國學院大學講師などを歴任。