第十回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)
大岡信には瞠目すべき詩や評論の仕事が質量ともに他を圧倒するほどあるが、その中でとくに私たちに大きな示唆を与えたのは、連詩の実作だろう。座の文芸である連句の精神に大岡信は惹かれ、呼応し、やがて海外の詩人たちを巻き込んで、連詩の実作を推し進めるまでになった。連句にはさまざまな規則があるが、連詩の基本的なルールは後戻りしないということだけである。まだ実験中であるともいえる。日本発の文芸によせる熱い精神はどこから、どのように育まれていったか、テキストのいくつかを読みながら、考えてみたい。(高橋順子) (写真:1999年10月29~31日の第1回しずおか連詩の会制作会場)
- 日時:2017年9月18日(月:敬老の日) 14:00-15:30 (受付13:30~)
- 会場:明治大学リバティタワー研究棟第一会議室
- 講師:高橋順子(詩人)
- 演題:大岡信 連句・連詩の精神
- 会費:研究会会員は無料。会員外は1000円(当日受付でお支払下さい)
講師紹介:高橋順子(たかはし じゅんこ)詩人。1944年千葉県生まれ。著書に詩集『時の雨』(読売文学賞)、『海へ』(藤村記念歴程賞、三好達治賞)、エッセイ集『一茶の連句』、『水のなまえ』、『夫・車谷長吉』、共著『雨の名前』、『月の名前』、『恋の名前』など。
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お葉書での申し込みは、葉書に「第十回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569