第十三回大岡信研究会(9月30日)のお知らせ(終了しました)
大岡信さんに誘われて連詩の会に参加したのは、1997年に熱海で巻いた連詩「目と耳の道の巻」(連衆は、谷川俊太郎、高橋順子)と、1998年に伊豆で巻いた連詩「燕は去るの巻」(連衆は、チャールズ・トムリンソン、ジェームス・ラズダン、川崎洋)の二回だった。たった二回だが、恐ろしいほどさまざまなことを大岡宗匠から教わった。日本の現代詩は世代ごとに異なる詩語を生み出して進んできたが、連詩はそれを軽々と越えさせてくれた。わたしはそれ以前に、歌人の岡井隆さんと組んで、短歌と詩とを組み合わせた実験詩歌集(組詩『天使の羅衣』1988)を作ったりしたが、その体験も踏まえて、共同詩のありかたについて語りたい。(佐々木幹郎)
日時:2018年9月30日(日) 14:00-15:30(13:30開場)
会場:明治大学リバティタワー研究棟 第一会議室
講師:佐々木幹郎(詩人)
演題:「大岡信さんとの連詩体験から」
会費:会員無料、会員外1000円(当日受付でお支払下さい)
◎参加申し込みは、葉書に「第十三回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569
Eメールでは、右のこちらからでお申込みください。こちらから</a
講師紹介:佐々木幹郎(ささき・みきろう)
詩人。1947年奈良に生まれ大阪で育つ。同志社大学文学部哲学科中退。ミシガン州立オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。詩集に『蜂蜜採り』(書肆山田、第22回高見順賞)、『明日』(思潮社、第20回萩原朔太郎賞)など。評論・エッセイ集に『中原中也』(筑摩書房、第10回サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(みすず書房、第54回読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』(みすず書房)、『雨過ぎて雲破れるところ』(みすず書房)、『旅に溺れる』(岩波書店)、『瓦礫の下から唄が聴こえる』(みすず書房)、『東北を聴く―民謡の原点を訪ねて』(岩波新書)など。『新編中原中也全集』全6巻(角川書店)責任編集委員。最新刊に『中原中也―沈黙の音楽』(岩波新書)。共著に『大正=歴史の踊り場と何か』(講談社選書メチエ)。
*先ごろまで、研究会の日付が9月23日と間違った日付になっておりました。真に申し訳ありませんでした。正しい日付は9月30日です。お詫びして訂正致します。