ズームによる第二十四回大岡信研究会のご案内(終了しました)
1963年10月、大岡信は10年間勤めた読売新聞外報部を辞して半年後「パリ青年ビエンナーレ」の詩部門に参加するためパリに赴く。この時、詩人の清新な眼に映った60年代のパリとアーティストたちは、帰国後『眼・ことば・ヨーロッパ』(美術出版社 1965年)に詳述された。大岡信が見た、感じた、交流した旅の記録は、今もなお、生き生きと我々に多くを語り掛ける。この旅はまた、現代美術収集家として著名な山村徳太郎(日本山村硝子社長)氏に同行し、作品収集に大岡信が助言する目的もあった。大岡初の海外旅行であるパリを中心とした旅と後に西洋美術館へ寄贈された山村コレクションについて語りたい。(高橋明也)
日時:2022年9月25日(日)14:00~15:30
開場受付:当日13:30からご入場ください。
形態:ズームによる視聴
講師:高橋明也(東京都美術館館長)
演題:「大岡信と山村コレクション」
会費:会員(無料)。会員以外の方は1000円を、当日視聴が実現した上で、当日以降10月10日までに「大岡信研究会」郵便振替口座00150-8-450238にお振込みください。
〇参加の申し込みは、こちらからこちらからt;/ をクリックして2022年9月21日までにお申し込みください。
〇参加申し込みの方には、9月23日に25日当日に使用するズームのアドレスをメールにて送信します。
〇希望者にはズームの事前運用テストを9月17日(土)20:00~20:30に行います。ご希望の方は、氏名、電話番号を明記の上、ホームページの「お問い合わせ」から9月15日までにお申し込みください。テストへの参加は研究会に参加申し込みをされた方に限られます。
講師紹介:1953年東京生まれ。1980年東京芸術大学大学院修士課程修了後、国立西洋美術館研究員、同館学芸課長を経て2006年~2020年三菱一号館美術館初代館長。2021年より現在、東京都美術館館長。1984~86年に文部省在外研究員としてオルセー美術館開館準備室に在籍。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。長年に渡り、数多くの企画展覧会を手掛ける。著書に『ドラクロワ 色彩の饗宴』(二玄社)、『ゴーガン―野生の幻影を追い求めた画家の魂』(六耀社)、『もっと知りたいマネ』(東京美術)、『美術館の舞台裏―魅せる展覧会を作るには』(筑摩書房)、『新生オルセー美術館』(新潮社)他、多数。