第十六回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)
1950年12月、三好達治の紹介で、「文学界」に発表された谷川俊太郎の「ネロ他五篇」を読んだという大岡信。54年谷川らの詩誌「櫂」の同人となり、その後、大岡と谷川の交流は本格化していく。連詩や往復書簡、計25時間に及ぶ対談など、一緒にたくさんの仕事もした。2017年4月5日に大岡信が亡くなると、谷川は「ひとりで彼の死を悼みたい」とメディアの取材をすべて断り、沈黙を貫いた。そして、同月11日、追悼の詩『大岡信を送る 二〇一七年卯月』を朝日新聞紙上で発表した。「ぼくにとっては兄貴分。ずっと頼りにしていた」と語る谷川。大岡信と交流した67年を振り返り、大岡と過ごした時間、そして大岡が残した詩と批評の魅力を縦横に語る。大岡死去の後、公の場で谷川が大岡についてまとまって語るのは初めて。(敬称略 文責:赤田康和)
日時:2019年9月29日(日) 14:00-15:30(13:30開場)
会場:明治大学リバティタワー研究棟 第一会議室
講師:谷川俊太郎(詩人) 聞き手:赤田康和(朝日新聞記者)
演題:詩と世界の間で~大岡信と過ごした67年~
会費:会員は無料です。 会員でない方は1000円(当日受付でお支払下さい)
定員になりましたので受付を終了しました。(9月8日24:00までに申し込まれた方は受付ています。)
講師紹介: 谷川俊太郎(詩人)1931年東京都生まれ。52年、詩集「二十億光年の孤独」でデビュー。他に「あなたに」「旅」「ことばあそびうた」「はだか」「世間知ラズ」「私」など詩集多数。「もこもこもこ」など絵本も多数手がけた。作詞、ラジオドラマでも活躍。
聞き手紹介:赤田康和(朝日新聞記者)1973年東京都生まれ。99年に朝日新聞入社。文化くらし報道部で現代詩を担当。谷川氏の連載「どこからか言葉が」を16年9月の開始以来、担当。