お知らせ:毎日新聞(大井浩記者の記事)
2018年4月から「大岡信と戦後日本」と題して、毎月掲載している毎日新聞の大井記者は、7月16日(夕刊)、大岡信の未発表の詩「暗い窓から」について書き、大岡自身による手書きの詩の写真を掲載しています。大岡信の詩集に未収録の詩については、当研究会の会誌「大岡信研究」の創刊号から最新号の第三号まで「大岡信の『ノート』と『手帖』」と題し、大久保憲一運営委員が順次、内容を整理、発表していますが、「暗い窓から」は、まだ発表されていません。大岡信とかね子夫人の出会いと恋愛をかたる上で、この詩は、今後、欠かせない詩となるでしょう。
8月1日(夕刊)には、「大岡信と戦後日本」の第5回「恋愛という転機」として、相澤かね子との恋愛から数多くの詩が生まれたこと、そして「春のために」は、詩人清岡卓行が「戦後詩全体のおける、一つの輝かしいバラ色の約束」(『日本詩人全集』34 昭和詩集(二)、69年、新潮社)と形容したことを紹介しています。二つの記事を是非、お読みください。