第十一回大岡信研究会のお知らせ(終了しました)
大岡信にとって、美術批評は批評の重要な領域でした。24歳の時、詩誌「ポエトロア」に掲載した「ケネス・パッチョン」論を、大岡自身が「芸術論を書きはじめた」一番古い文章と、その記憶を語っています。その後、南画廊を中心とした美術展の作家たちとの交流、また海外美術書の翻訳、作家論、美術思潮など大岡の美術批評の射程は多岐多彩にわたります。2006~2007年に大岡信の美術コレクションを展示した「詩人の眼・大岡信コレクション展」の際、長文の論評を現代詩手帖に寄せた詩人の田野倉康一氏が、「美術批評家・愛好家としての大岡信」を語ります。
日時:2018年1月28日(日)14:00-15:30(13:30開場)
会場:明治大学リバティタワー研究棟 第一会議室
講師:田野倉康一(詩人)
演題:美術批評家・愛好家としての大岡信
会費:会員無料、会員外1000円(当日受付でお支払下さい)
講師紹介:田野倉康一(たのくら こういち)詩人
1960年東京生まれ。明治大学文学部卒(フランス文学専攻)。大学時代の教授陣に著名な作家、詩人が多く、田野倉氏の1年時には、渋沢孝輔氏、2年では入沢康夫氏が担任だった。当時の学生には、現在活躍中の詩人たち、城戸朱理氏、広瀬大志氏、高見弘也氏らがいた。1986年第一詩集「行間に雪片を浮かべ」刊。89年「廃都」、94年「産土/うぶすな」刊。2002年の「流記」で歴程新鋭賞を受賞。09年「真景(イメージ)」、16年現代詩文庫「田野倉康一詩集」刊。美術についての関心も深く、大岡信の美術批評の仕事に早くから注目し、2006~2007年の「詩人の眼・大岡信コレクション展」に際しては、現代詩手帖(2006年6月号)に「だから僕もプライベートなまなざしで見る」を寄せた。(肖像撮影:吉原洋一)
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参加申し込みは、葉書に「第十一回研究会参加申し込み」とご記入の上、住所、氏名、連絡先とお持ちの方はメールアドレスを明記して、大岡信研究会事務局(101-0064東京都千代田区猿楽町2-1-16下平ビル402)までご郵送下さい。電話03-3291-6569